2023年11月24日、韓国・SBSによると、韓国人元慰安婦が日本政府に1人当たり2億ウォン(約2300万円)の損害賠償を求めた裁判で、原告が勝訴した。
記事によると、元慰安婦ら16人は16年、日本政府に1人当たり2億ウォンの損害賠償を求める裁判を起こした。
21年に一審は、「他国の主権的行為には損害賠償を請求できないという主権免除の法理に基づき、韓国の裁判所は日本政府を相手取った裁判を行うことができない」との理由で原告の訴えを却下していた。
しかし今回ソウル高裁は「韓国の領土で韓国の国民に対して行われた不法行為については、韓国の裁判所に裁判権がある」とした上で「日本政府はわずか10代、20代だった被害者を強制的に連れ去り、慰安婦として動員するなどして損害を与えた」と判断。原告側の訴えを認める判決を言い渡した。
記事は「裁判を起こしてから約7年での勝訴となった」とし、「法廷で涙を流した(原告の元慰安婦)イ・ヨンスさんは、報道陣の前で万歳を叫んだ」と伝えている。
イさんは「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。天国の(元慰安婦の)おばあさんたちの分まで感謝を申し上げます」と述べたという。
韓国では21年1月にも、元慰安婦12人が同様の趣旨で損害賠償を求めた裁判でも、日本政府に対し原告1人当たり1億ウォンを支払うよう命じる判決を下している。
記事は「当時日本政府は控訴せず一審判決がそのまま確定した。そのため今回も日本政府が沈黙を貫き、二審の判決が確定する可能性が高い」と伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「万歳!」「おめでとう」「正義は生きている」「これで元慰安婦のおばあさんたちも元気が出るはず。健康に長生きしてほしい」など喜ぶ声が上がっている。
一方で「たった2億ウォン?最低でも10億ウォンはもらうべきでは」と不満を示す声や、「勝訴して何になるのか。韓国の裁判所が『お金を払え』と言ったところで、日本政府が素直に応じるわけがない。拘束力のない判決に喜ぶのは無意味。訴え却下が正しい判断だった」「日本の裁判で勝訴しないと。もしくは国際審判を請求して賠償判決を勝ち取るか」「どうせこれも『韓国政府が代わりに賠償せよ』と言われるのでは」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
(出典 news.nicovideo.jp)
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